「置き碁・指導碁について」の版間の差分

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 ・互先白番:黒が二連星を布いたら四手目を小目に構える(「基本布石事典 下」P.16~27)<br>
 ・互先白番:黒が二連星を布いたら四手目を小目に構える(「基本布石事典 下」P.16~27)<br>


 ということになるのでしょうか。<br>
 ということになるのでしょうか。ミニ中国流は小目でありながら、小目定石はあまり知らなくても使えるという利点があります。<br>


 置碁で星の二間高ばさみ定石に慣れてきたころ、小目も二間高ばさみ定石を覚えたいと思うようになりました。<br>
 置碁で星の二間高ばさみ定石に慣れてきたころ、小目も二間高ばさみ定石を覚えたいと思うようになりました。<br>
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 小目の場合は一間高ガカリとケイマガカリの2パターンありますが、まずは一間高ガカリから始めました。つまり村正定石です。村正定石というと難解というイメージがありますが、基本定石事典とkombiloの組み合わせを見る限り、村正回避定石も含めて5型も覚えれば定石としてはおしまいです。それ以外はよく考えれば白黒どちらかが有利な進行になるので、相手との読みあいになります。掛かった側がシチョウ有利の場合は1990年代にいろいろな研究が出ましたが、初段前にはこのような研究は不要です。あっさりと隅をかかった側に譲り、掛かられた側は辺に開いて安定します。アマチュアはそれで困るほど細かい碁は打っていないはずです。<br>
 小目の場合は一間高ガカリとケイマガカリの2パターンありますが、まずは一間高ガカリから始めました。つまり村正定石です。村正定石というと難解というイメージがありますが、基本定石事典とkombiloの組み合わせを見る限り、村正回避定石も含めて5型も覚えれば定石としてはおしまいです。それ以外はよく考えれば白黒どちらかが有利な進行になるので、相手との読みあいになります。掛かった側がシチョウ有利の場合は1990年代にいろいろな研究が出ましたが、初段前にはこのような研究は不要です。あっさりと隅をかかった側に譲り、掛かられた側は辺に開いて安定します。アマチュアはそれで困るほど細かい碁は打っていないはずです。<br>


 小目にケイマガカリについても二間高バサミを覚えれば、ここまでくれば「ミニ中国流」→「小林流」といったステップアップも見えてきます。その先に小目平行型があるのでしょう。小目平行型は秀作流やミニ中国流への変化もあるので、序盤についてより知識が必要になるようです。<br>
 小目にケイマガカリについても二間高バサミを覚えれば、「ミニ中国流」→「小林流」といったステップアップも見えてきます。その先に小目平行型があるのでしょう。小目平行型は秀作流やミニ中国流への変化もあるので、序盤についてより知識が必要になるようです。<br>
 いずれにせよ、序盤に優勢を築くとゲームを有利に進めることができるのはいかなるゲームにも通じる鉄則です。強くなるには序盤の検討に力を入れるべきでしょう。(もちろん、死活は「新 早わかり死活小事典」位は読み慣れておく必要があります。別に暗記しろとはいいません。ヨセはここまでの棋譜並べである程度のレベルになっているはずです。)<br>
 いずれにせよ、序盤に優勢を築くとゲームを有利に進めることができるのはいかなるゲームにも通じる鉄則です。強くなるには序盤の検討に力を入れるべきでしょう。(もちろん、死活は「新 早わかり死活小事典」位は読み慣れておく必要があります。別に暗記しろとはいいません。ヨセはここまでの棋譜並べである程度のレベルになっているはずです。)<br>
 そのほかの布石構想はKGSでは少数派のようです。<br>
 そのほかの布石構想はKGSでは少数派のようです。<br>
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