「置き碁・指導碁について」の版間の差分

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 ということになるのでしょうか。<br>
 ということになるのでしょうか。<br>


 置碁で星の二間ばさみ定石に慣れてきたころ、小目も二間ばさみ定石を覚えたいと思うようになりました。<br>
 置碁で星の二間高ばさみ定石に慣れてきたころ、小目も二間高ばさみ定石を覚えたいと思うようになりました。<br>
 星の
 星の二間高ばさみ定石は例によって「基本定石事典」とkombiloの組み合わせで頻出の代表定石と基本定石を調べ、それが出てくるプロの棋譜を並べました。7,8型だったと思います。このやり方で要領よく定石を覚えることができました。<br>
 星の二間高ばさみを使うと、二連星の内側に掛かられたときに有利な碁形を作れるようになりました。よって置碁では以前よりも序盤でリードできる(大振りな厚みを構築できる)ようになりました。同じような効果を小目についても得られるようになればと思ったのです。<br>
 小目の場合は一間高ガカリとケイマガカリの2パターンありますが、まずは一間高ガカリから始めました。つまり村正定石です。村正定石というと難解というイメージがありますが、基本定石事典とkombiloの組み合わせを見る限り、村正回避定石も含めて5型も覚えれば定石としてはおしまいです。それ以外はよく考えれば白黒どちらかが有利な進行になるので、相手との読みあいになります。掛かった側がシチョウ有利の場合は1990年代にいろいろな研究が出ましたが、初段前にはこのような研究は不要です。あっさりと隅をかかった側に譲り、掛かられた側は辺に開いて安定します。アマチュアはそれで困るほど細かい碁は打っていないはずです。<br>


 ここまでくれば「ミニ中国流」→「平行小目」といったステップアップも見えてきます。<br>
 小目にケイマガカリについても二間高バサミを覚えれば、ここまでくれば「ミニ中国流」→「小林流」といったステップアップも見えてきます。その先に小目平行型があるのでしょう。小目平行型は秀作流やミニ中国流への変化もあるので、序盤についてより知識が必要になるようです。<br>
 このやり方だと「小林流」は小目へのケイマガカリに二間高ばさみできるようになってから始めるのでしょうか。<br>
 いずれにせよ、序盤に優勢を築くとゲームを有利に進めることができるのはいかなるゲームにも通じる鉄則です。強くなるには序盤の検討に力を入れるべきでしょう。(もちろん、死活は「新 早わかり死活小事典」位は読み慣れておく必要があります。別に暗記しろとはいいません。ヨセはここまでの棋譜並べである程度のレベルになっているはずです。)<br>
 そのほかの布石構想はKGSでは少数派のようです。<br>
 そのほかの布石構想はKGSでは少数派のようです。<br>
 棋力と序盤構想の関係についてはもう少し研究と考察が必要な気がします。<br>
 棋力と序盤構想の関係についてはもう少し研究と考察が必要な気がします。<br>
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