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黒としてはツケからサバきにいきます。白の応手は以、呂、波の3パターンあり、特に定型はありません。結局、隅の黒は①だけで死ぬことはないので、ツメられたら暴れてみるということのようです。 | 黒としてはツケからサバきにいきます。白の応手は以、呂、波の3パターンあり、特に定型はありません。結局、隅の黒は①だけで死ぬことはないので、ツメられたら暴れてみるということのようです。<br> | ||
しかし、この進行は戦いを嫌う場合には好ましくないのでしょう。黒だったらぜひ❷として戦ってもらいたいのですが、そうでない場合は下図の仁・保・部が候補となります。KGS高段者のファーストチョイスは部です。<br> | |||
しかし、この進行は戦いを嫌う場合には好ましくないのでしょう。黒だったらぜひ❷として戦ってもらいたいのですが、そうでない場合は下図の仁・保・部が候補となります。KGS高段者のファーストチョイスは部です。 | |||
<div style="font-size: 20px; width: 22.5em; "> | <div style="font-size: 20px; width: 22.5em; "> | ||
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仁 :「基礎からのヨセと計算」 P. 98 3図<br> | |||
保・部:「韓国棋院ドリル 上級編4」P.167 問題96<br> | |||
仁ならば逆先手10目(白が一手で利かしとして他所に行くことはない前提)、すなわち20目程度の手ですから、黒(J,04)ツケ(❷)はそれ以上の価値があるというのがプロの判断です。 | 仁ならば逆先手10目(白が一手で利かしとして他所に行くことはない前提)、すなわち20目程度の手ですから、黒(J,04)ツケ(❷)はそれ以上の価値があるというのがプロの判断です。<br> | ||
つまり相手陣内で暴れてなんらかのサバキ型を得られれば20目以上のアラシになるということのようです。指導碁などで仁と打ったら「元気がない」と言われそうですから、やはりこれからは❷と打ってみましょう。 | つまり相手陣内で暴れてなんらかのサバキ型を得られれば20目以上のアラシになるということのようです。指導碁などで仁と打ったら「元気がない」と言われそうですから、やはりこれからは❷と打ってみましょう。<br> | ||
戦いに行くのですから、定石書には説明はありません。 | 戦いに行くのですから、定石書には説明はありません。<br> | ||
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