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[脱線して、置き碁について]<br> | [脱線して、置き碁について]<br> | ||
置碁については「この世から置き碁をなくそう 上」(絶版)、「天下四目 上」といった星にコゲイマ受けの解説が詳しい棋書で研究するのがいいと思います。<br> | 置碁については「この世から置き碁をなくそう 上」(絶版)、「天下四目 上」といった星にコゲイマ受けの解説が詳しい棋書で研究するのがいいと思います。<br> | ||
KGSの置碁棋譜を見る限り一間受けとコゲイマ受けだと、黒番勝率に明確な差異があり、一間受けは下手不利だからです。一間受けを選ぶと置碁定石や三々打込み対策など前提知識が急激に増えるからだと思います。一間ばさみも両掛り対策や頻度が少ないだけに身に付きにくい一間トビやツケ引きなどがあり、いろいろ勉強することになります。ツケノビ定石は級位者にはいいところが一つもない最悪の定石だと思います。基本定石事典(下)を読めばわかりますが、ツケノビは変化が多すぎます。昔の棋書は必ずツケノビ定石を解説しており、それは両掛りなど考えた時にツケノビの応用範囲が広いからという配慮からだと思うのですが、級位者には吸収・咀嚼するのが大変だと思います。下手は石を置かせてもらっているのだから、せめて自分の着手は簡明を旨とし、少ない変化に十分習熟するのが上達の近道と思います。<br> | |||
コゲイマ受けで隅を地にすることができれば最小効率で置石一子分(=13目)分の地が確定するので、ハンデをそのまま現金化できたことになります。封鎖されずに中央に出ることができればそれはそのまま利得となります。<br> | コゲイマ受けで隅を地にすることができれば最小効率で置石一子分(=13目)分の地が確定するので、ハンデをそのまま現金化できたことになります。封鎖されずに中央に出ることができればそれはそのまま利得となります。<br> | ||
仮に四隅をすべてコゲイマ受けから地にすれば52目となり、これを白番が勢力で追いついていくのは至難の業です(棋力が互角で、寄せきって終局した場合にはだいたい60目前後の比べ合いになっていることに注意。)。逆に白に三々入りされて隅を地にされ、外勢を消されたらハンデはなくなってしまいます。<br> | 仮に四隅をすべてコゲイマ受けから地にすれば52目となり、これを白番が勢力で追いついていくのは至難の業です(棋力が互角で、寄せきって終局した場合にはだいたい60目前後の比べ合いになっていることに注意。)。逆に白に三々入りされて隅を地にされ、外勢を消されたらハンデはなくなってしまいます。<br> |
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