音無春奈
解説
『イナズマイレブン』 1年マネージャー。鬼道有人の実妹。軽くウェーブのかかった藍色のボブカットに、赤縁の眼鏡がチャームポイント。イメージカラーは青。元新聞部で、当初は雷門サッカー部のファンだったが、彼らの熱心な練習を見ているうちに心動かされ、マネージャーとなる。漫画版ではゲーム初回特典のみ登場。着用しているジャージの色は黄緑で、秋と夏未とは違ってハーフパンツの物を着用しており、ゲーム版では2からは常にジャージ姿で登場している。 元新聞部ならではの高い情報収集能力で対戦相手の様々な情報を得るのが得意。「おとなし」という苗字とは裏腹に、明るくハキハキとした性格で、「『音無』というよりも『やかまし』だ」とたびたび突っ込まれる。思いついたらすぐ実行をする好奇心旺盛なタイプで、鬼道からは「こうなった春奈は誰にも止められない」と言われたことも。また直情的な所があり、感情的になることもしばしば。
ゲーム版
ゲーム版では多くの男子から告白されるほどモテている。また、ゲーム2、3では条件を満たすと選手として使用が可能になる。ポジションは鬼道と同じMFで、彼を意識した必殺技を会得できる。アニメでは円堂からは「音無」と呼ばれているが、ゲーム2以降は「春奈」と呼ばれている。また、恋愛ごとにも積極的で、秋たちの円堂への想いなどを察し後押しをしたり、円堂に誰と一緒に町を回るかなどの究極の選択をさせたりもしている。
アニメ版・フットボールフロンティア編
鬼道とは兄妹なのだが、両親の死亡により一度は施設で育ち、後に兄は鬼道家に引取られ、自身も音無家に引取られたことで別々に暮らしていた。再会した際には帝国で影山により変わってしまったと感じ、彼とはお互いに距離を置いていたが、後に彼から鬼道家で共に暮らす条件があったことを知り和解する。その条件に関しては音無の両親をいい人と慕っているが為に音無春奈でいたいと断ったが、その後も兄妹の仲は好調である。
アニメ版・対エイリア学園編
マネージャーとしてイナズマキャラバンに参加。上述の生い立ちのため、木暮が親に裏切られた過去を持つと聞いた際は、自身も両親が幼い頃に事故死した際に、誕生日までには帰って来るという約束を果たしてくれなかった両親に嘆いたことがあり「事故で亡くなった(両親に落ち度はない)ことを頭では理解していても、裏切られた気がした」という心情から彼に共感し、鬼道に「もしもお兄ちゃんがいなければ、自分も彼のようになっていたかもしれない」と打ち明けている。その後も木暮のことを何かと気に掛け、彼がイナズマキャラバンに加入してからは、頻繁にいたずらを繰り返す彼のお目付け役のような関係となり、必殺技の特訓に付き合ったりと、共に行動することが多い。また、第45話では吹雪の様子が尋常でないことに気付いた。 アニメ版・FFI編 日本代表「イナズマジャパン」のマネージャーとして参加。素性不明である久遠道也の情報を得るために中学サッカー協会の本部に潜入したり、虎丸の追跡を行うなど、情報収集で積極的に行動する。ライオコット島では必殺技の事で悩む立向居を叱り、新たな必殺技を完成させるために壁山、栗松、木暮、綱海に協力を頼み、彼の必殺技を完成させる特訓に付き合った。 107話では塔子が露天商でもらった「伝承の鍵・魔」にかっこいいと魅入られて身に付けてしまったことから、魔界軍団Zに魔王の生贄に選ばれてしまいデモンズゲートに連れて行かれてくすぐり拷問されてしまうが、鬼道率いるBチームにより助け出された。 最終回では将来雷門中の教師およびサッカー部の顧問になりたいと語っている。
『イナズマイレブンGO』
前作同様、赤縁の眼鏡がチャームポイントだが、髪型は前作のショートボブからウェーブが掛かったセミロングヘアになっている。元は両親を亡くした孤児であり、別々の家庭に養子として引き取られた為に姓は違うが、帝国学園総帥・鬼道有人の実妹に当たり、現在は彼のことを「兄さん」と呼んでいる。 現在は雷門中の教師となり、サッカー部の顧問を務めている。大人相応の落ち着きはあるのだが、直情的な一面も今でも健在であり、部員達のことを時には優しく時には厳しく見守り、指導している。また、雷門の監督に就任した鬼道の練習メニューに疑問を抱き、苦言を呈そうとしたが、兄の真意を知ると、それを理解する。当初は「フィフスセクター」の管理サッカーを憂いて少々翳りがあったが、雷門イレブンがフィフスセクターへの反抗のために団結し始めた頃から徐々に薄れていき、その後は以前のような明るさと快活さを取り戻している。