「【軍事板】ウクライナ情勢スレ/ウクライナ」の版間の差分

ナビゲーションに移動 検索に移動
編集の要約なし
(「米国が軍事介入」 「オデッサの虐殺」の記事を追加)
16行目: 16行目:
ウクライナ軍と親ロシア派の衝突が激しさを増すなかで、一般市民の犠牲もでており、住民の間では不安が一層、広がっています。
ウクライナ軍と親ロシア派の衝突が激しさを増すなかで、一般市民の犠牲もでており、住民の間では不安が一層、広がっています。


http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140506/k10014249051000.html
[http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140506/k10014249051000.html]
[http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140506/k10014249051000.html]


46行目: 47行目:
は今回のことを100年は忘れない」と語った。
は今回のことを100年は忘れない」と語った。


http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0DM01Z20140506
[http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0DM01Z20140506]
[http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0DM01Z20140506]
2014年4月
'''■米国が軍事介入'''
ウクライナ、デモ鎮圧にアメリカ民間軍事会社の戦闘員:ブラックウォーターとグレイストーンとは?
2014年4月10日 THE NEW CLASSIC編集部 国際
本誌でも度々お伝えしている様に、ウクライナ東部ではドネツクなどの都市を中心にデモが拡大しているが、このデモを鎮圧するために「Blackwater(ブラックウォーター)」として知られていた
民間軍事企業と深い繫がりを持つ「Greystone(グレイストーン)」が投入されていると報じられている。NBCの報道では、こうしたアメリカの兵士たちはウクライナの制服を着て、ウクライナの民
族主義を主張する「右派セクター」と鎮圧にあたっているという。1
ブラックウォーターとグレイストーン
今回、ウクライナへ送られたことが懸念されている「ブラックウォーター」や「グレイストーン」は、アメリカで最も名前の知られた民間軍事企業の1つだ。ブラックウォーターの名前は、アメリ
カによるアフガニスタン侵攻で世界的に広まり、イラク戦争の際にもイラク軍や警察を訓練する主要な企業として、アメリカ政府から多額の受注に成功している。
ブラックウォーターは、もともとアメリカ海軍特殊部隊SEALsを退役した軍人によって軍や警察当局への訓練サポートをおこなう企業として設立された。彼らはアフガンやイラクを通じて大きく成長
してきたが、イラク・バグダッドで発砲事件を起こしたことにより批判が強まり、現在は社名を変更している。しかし、同社の創業者は2004年に別会社を起こしており、それがグレイストーン・リ
ミテッドと名付けられた。ブラックウォーターがアメリカ人を中心に雇用しているのに対して、グレイストーンは現地での警備員調達が中心となっている。
http://newclassic.jp/11734
[http://newclassic.jp/11734]
2014.5.2
'''■オデッサの虐殺'''
編集部注:本記事は翻訳家・平井和也氏の寄稿。同氏は、人文科学・社会科学分野の日英・英日翻訳をおこなっている。
4月15日についにウクライナ政府軍と親ロシア派武装勢力がウクライナ東部ドネツク州のクラマトルスクで武力衝突し、ウクライナ情勢は新たな局面をむかえたが、5月2日には今度は南部のオデッサで惨劇が繰り広げられる事態となった。この日の衝突でウクライナ暫定政権支持派が親ロシア派を焼き殺すという残虐な行為が行われたのだった。
この2日の惨劇の詳しい内容について、第四インターナショナル国際委員会が運営しているウェブサイト「The World Socialist Web Site」に5月3日に掲載された記事を以下にまとめてみたい。
ウクライナ暫定政権支持派による放火で親ロシア派に38人の死者
極右集団に率いられたウクライナ暫定政権支持派の勢力は2日(金)、欧米の支援を受けている暫定政権に反対する親ロシア派が占拠していた南部オデッサの労働組合会館に放火し、親ロシア派に38人の死者が出ている。
この惨劇は虐殺としか言いようがない。目撃者の証言によると、燃え盛る建物の窓から飛び降りて難を逃れた人たちは、ネオナチ集団である右派セクター所属の暴漢に囲まれて暴行を受けたという。右派セクターは民族主義政党スヴォボーダ(全ウクライナ連合「自由」)と共にキエフの暫定政権に加わっている。
今回の蛮行は、欧米の支援によって樹立されたウクライナの極右政権とその支持勢力の非道さを物語っており、暫定政権はウクライナ東部と南部に住んでいる親ロシア派の人たちの抗議運動を武力で制圧し、流血の事態を引き起こしている。
ウクライナ暫定政権による武力攻撃を明確に支持したオバマ大統領
オデッサの惨劇が繰り広げられる中で、ホワイトハウスで行われたドイツのメルケル首相との共同記者会見で米国のオバマ大統領は、ウクライナ東部で政府庁舎を占拠している親ロシア派に対するウクライナ暫定政権による武力攻撃を明確に支持した。
欧米メディアはオデッサで何が起こったのか隠そうとしているが(複数の報道で、一連の出来事については依然として不明と伝えられている)、オデッサの虐殺が右派セクターの記章を着けた暴漢によって扇動されたものであることは間違いない。労働組合会館に放火したのはキエフの暫定政権を支持する一団だった。
彼らはクリコヴォ広場の建物の前で何週間にもわたって抗議活動を行っていた親ロシア派の活動家の仮設野営テントを取り囲んで火を放ったのだった。
建物が炎に包まれている時、窓から身を乗り出して、窓敷居に座って下に飛び降りようとしている人たちの画像がいくつもツイッターに掲載されていた。
また、燃え盛る火事を喜ぶ暫定政権支持派の様子を写した画像もあり、中には「コロラドハムシ(ジャガイモの害虫)がオデッサで焼かれている」という差別用語を含んだツイートも見られた。この差別用語は、大祖国戦争(第二次世界大戦)の対ナチスドイツ戦での勝利を記念したロシアの愛国の印であるゲオルギー・リボンを着けた親ロシア派の活動家を侮蔑した表現だ。
ウクライナ政府軍の本格的な武力行使で最も多くの死者を出したオデッサの虐殺
今回のオデッサの虐殺は、米国のオバマ政権からの働きかけによりウクライナの暫定政権が反政府活動に対する本格的な武力行使に乗り出して以来、最も多くの死者を出したケースだ。
暫定政権のトゥルチノフ大統領代行は2日(金)、東部ドネツク州のスラビャンスクで政府軍による攻撃で多くの分離主義者が亡くなったと述べている。
暫定政権の高官の声明によると、ウクライナ政府軍は夜明け前に始まった作戦で130,000人が住むスラビャンスクを取り囲む反政府勢力の検問所を制圧したとしており、スラビャンスクは「厳重に包囲されている」ということだ。
政府軍は武装ヘリコプターを使っての攻撃を展開したが、現地の反政府勢力の抵抗で作戦は思うように進まなかった。午後の早い段階で、ウクライナ政府軍はビルバソフカ村とアンドレーフカ村で進行を止められた。住民が前線に群がり、政府軍の兵士に対して戦いをやめるように促したからだ。アンドレーフカ村では、約200人の住民が人間の鎖となって武装した兵員装甲輸送車とトラックの進行を止めた。また、ビルバソフカ村では住民が「恥を知れ!」と口々に叫んでいた。クラマトルスクでは住民が路面電車やトロリーバスで道を封鎖し、政府軍の侵入を防いだ。
http://newclassic.jp/12892
[http://newclassic.jp/12892]


{{DEFAULTSORT:うくらいな}}
{{DEFAULTSORT:うくらいな}}
[[category:国]]
[[category:国]]