「置き碁・指導碁について」の版間の差分

ナビゲーションに移動 検索に移動
76行目: 76行目:
 小目の場合は一間高ガカリとケイマガカリの2パターンありますが、まずは一間高ガカリから始めました。つまり村正定石です。村正定石というと難解というイメージがありますが、基本定石事典とkombiloの組み合わせを見る限り、村正回避定石も含めて5型も覚えれば定石としてはおしまいです。それ以外はよく考えれば白黒どちらかが有利な進行になるので、相手との読みあいになります。掛かった側がシチョウ有利の場合は1990年代にいろいろな研究が出ましたが、初段前にはこのような研究は不要です。あっさりと隅をかかった側に譲り、掛かられた側は辺に開いて安定します。村正定石の標準形とシチョウ有利の場合の地の差はおそらく2目程度。アマチュアはそれで困るほど細かい碁は打っていないはずです。シチョウ有利型で小目に構えた側が切りにいかず、かかった側が最後に整形で一手打てば先手が取れます。こっちのほうがよほど大きい。<br>
 小目の場合は一間高ガカリとケイマガカリの2パターンありますが、まずは一間高ガカリから始めました。つまり村正定石です。村正定石というと難解というイメージがありますが、基本定石事典とkombiloの組み合わせを見る限り、村正回避定石も含めて5型も覚えれば定石としてはおしまいです。それ以外はよく考えれば白黒どちらかが有利な進行になるので、相手との読みあいになります。掛かった側がシチョウ有利の場合は1990年代にいろいろな研究が出ましたが、初段前にはこのような研究は不要です。あっさりと隅をかかった側に譲り、掛かられた側は辺に開いて安定します。村正定石の標準形とシチョウ有利の場合の地の差はおそらく2目程度。アマチュアはそれで困るほど細かい碁は打っていないはずです。シチョウ有利型で小目に構えた側が切りにいかず、かかった側が最後に整形で一手打てば先手が取れます。こっちのほうがよほど大きい。<br>


 小目にケイマガカリについても二間高バサミを覚えれば、「ミニ中国流」→「小林流」といったステップアップも見えてきます。その先に小目平行型があるのでしょう。小目平行型は秀作流やミニ中国流への変化もあるので、序盤についてより知識が必要になるようです。<br>
 いずれにせよ、序盤に優勢を築くとゲームを有利に進めることができるのはいかなるゲームにも通じる鉄則です。強くなるには序盤の検討に力を入れるべきでしょう。(もちろん、死活は「新 早わかり死活小事典」位は読み慣れておく必要があります。別に暗記しろとはいいません。ヨセはここまでの棋譜並べである程度のレベルになっているはずです。また「出る順で学ぶ実戦死活」(山下啓吾)や「決定版! 星の死活」(山田晋次)は『並べて学ぶ』棋譜集と相性が良く、棋譜並べと相乗効果が期待できる詰碁集です。)<br>
 いずれにせよ、序盤に優勢を築くとゲームを有利に進めることができるのはいかなるゲームにも通じる鉄則です。強くなるには序盤の検討に力を入れるべきでしょう。(もちろん、死活は「新 早わかり死活小事典」位は読み慣れておく必要があります。別に暗記しろとはいいません。ヨセはここまでの棋譜並べである程度のレベルになっているはずです。)<br>
 そのほかの布石構想はKGSでは少数派のようです。<br>
 棋力と序盤構想の関係についてはもう少し研究と考察が必要な気がします。<br>
 棋力と序盤構想の関係についてはもう少し研究と考察が必要な気がします。<br>


2,496

回編集

案内メニュー