「置き碁・指導碁について」の版間の差分

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==地域の活動==
==地域の活動==
 プロ棋士もインストラクターも元県代表もみな言われたこととして、囲碁ファンはお金にシビアな人が多いので、金銭的に効率のよい楽しみ方、勉強方法を提供していくのが大事というのがありました。プロ棋士によると、公民館などでの地域活動によい集団が見受けられるのが囲碁の特徴だそうです。ネット碁よりも近所の集会所・碁会所などの方が遊ぶのにはよい環境かもしれません。趣味を通じて地域の人とつながりが持てるというのはありがたいことでもあります。<br>
 プロ棋士もインストラクターも元県代表もみな言われたこととして、囲碁ファンはお金にシビアな人が多いので、金銭的に効率のよい楽しみ方、勉強方法を提供していくのが大事というのがありました。プロ棋士によると、公民館などでの地域活動によい集団が見受けられるのが囲碁の特徴だそうです。ネット碁よりも近所の集会所・碁会所などの方が遊ぶのにはよい環境かもしれません。趣味を通じて地域の人とつながりが持てるというのはありがたいことでもあります。<br>
 
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 雑誌「囲碁未来」には『級位者のための 囲碁未来教室 会場一覧』というページがあり、ここに掲載している教室はかなりやる気のある所と思ってよいでしょう。高段者と「囲碁未来」を読み合わせるだけでも相当な勉強になります。雑誌に頼らずとも近所の公民館・集会所の掲示物や市の広報紙などから近所の囲碁クラブを見つけることができます。<br>
 雑誌「囲碁未来」には『級位者のための 囲碁未来教室 会場一覧』というページがあり、ここに掲載している教室はかなりやる気のある所と思ってよいでしょう。高段者と「囲碁未来」を読み合わせるだけでも相当な勉強になります。雑誌に頼らずとも近所の公民館・集会所の掲示物や市の広報紙などから近所の囲碁クラブを見つけることができます。<br>
 
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 ネット碁はいつでも自分と同レベルの対戦相手がいますが、感想戦は対局者双方にコミュニケーション能力が求められます。外国語という意味もありますし、マナーという意味もあります。しかしそれ以上に難しいのは言語化の技術です。自分の対局を振り返って、自分の言葉で表現するのは結構難しいことで、級位の間はこれに苦労すると思います。高段の方ほど対局を豊富なボキャブラリで分かりやすく表現してくれます。<br>
 ネット碁はいつでも自分と同レベルの対戦相手がいますが、感想戦は対局者双方にコミュニケーション能力が求められます。外国語という意味もありますし、マナーという意味もあります。しかしそれ以上に難しいのは言語化の技術です。自分の対局を振り返って、自分の言葉で表現するのは結構難しいことで、級位の間はこれに苦労すると思います。高段の方ほど対局を豊富なボキャブラリで分かりやすく表現してくれます。<br>
 対面対局はネット碁に比べ、コミュニケーションのハードルが低いことが利点の一つです。ネット碁を続けると碁が荒れる、という話をよく聞きますが、これは感想戦の質の差が理由の一つかもしれません。<br>
 対面対局はネット碁に比べ、コミュニケーションのハードルが低いことが利点の一つです。ネット碁を続けると碁が荒れる、という話をよく聞きますが、これは感想戦の質の差が理由の一つかもしれません。<br>
 
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 元県代表氏も、自分と同レベルから少し強い人がたくさんいる集団に属して対局後に感想を述べあうのが好ましい環境と言われていました。この場合、級位者同士だと本手を学ぶのは難しいですが、下手は上手の手が理解しやすいので勉強になります。上手も少し昔の自分のことを思い出して、自信をもってダメ出しができます。<br>
 元県代表氏も、自分と同レベルから少し強い人がたくさんいる集団に属して対局後に感想を述べあうのが好ましい環境と言われていました。この場合、級位者同士だと本手を学ぶのは難しいですが、下手は上手の手が理解しやすいので勉強になります。上手も少し昔の自分のことを思い出して、自信をもってダメ出しができます。<br>
 
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 一般的には頭抜けて強い人が一人いると全体のレベルが上がります。50人以上の集団になると活動全体が活発になるといった効果が出てきます。きちんとした指導者がいる少人数の集団ではきめ細かい(その人にあった)指導を考えてくれます。どういう集団に属するのか、その集団の特徴をどう自分に生かしていくのかというのも強くなるには大事なことかもしれません。<br>
 一般的には頭抜けて強い人が一人いると全体のレベルが上がります。50人以上の集団になると活動全体が活発になるといった効果が出てきます。きちんとした指導者がいる少人数の集団ではきめ細かい(その人にあった)指導を考えてくれます。どういう集団に属するのか、その集団の特徴をどう自分に生かしていくのかというのも強くなるには大事なことかもしれません。<br>


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