「頻出三々定石と死活」の版間の差分

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=一眼をめぐる攻防24型=
=一眼をめぐる攻防24型=
=「頻出三々定石と死活」について=
 「基本死活虎の巻」を買ったときに思ったのは、<br>
 ・問題によって白・黒が入れ替わるので詰碁の本のように問題が解けない<br>
 ・問題のレベル感がバラバラ<br>
 ・あきらかに実戦で出てきそうな問題と出てこなさそうな問題が混在している<br>
 といったおよそ前向きにはなれない感想でした。<br>
 それを踏み越えなければ強くなれない、というアドバイスは押しつけのように聞こえましたし、<br>
少ない小遣いの使い道としては適切ではないような気がしたものです。<br>


 それなりに歳月が過ぎ、「基本死活事典」が出版された時にはkombiloを使って頻出定石を調べていました。<br>
kombiloが示してくれるアマチュア高段者棋譜の定型出現頻度には私の疑問・不満を晴らしてくれるものがありました。<br>
定石、布石、大ヨセの頻出簡明形について一定の回答が得られた結果、私の興味は死活に向かうのでした。<br>
<br>
 基本死活事典の全型を検索した結果わかってきたことは<br>
 ・アマチュアにとって、隅の定型の情報はとても重要<br>
 ・辺の型については実戦例はあまり多くない<br>
 ・隅の死活といっても実態は隅の応接の定型である<br>
 ・「一眼をめぐる攻防」は「基礎からのヨセと計算」の頻出型に次いで重要な情報<br>
 といったことです。<br>
<br>
 アマチュアの棋譜を分析した限り、力を入れて知識を覚える必要があるのは<br>
<br>
 大ヨセ>一眼をめぐる攻防<br>
  >>星定石>三々打込定石と隅の死活<br>
   >>黒二連星布石・黒番頻出5布石への白二連星対抗策>小目に一間高掛定石<br>
     >>その他の頻出小目定石>その他の布石>辺の死活<br>
<br>
 といった関係が成り立つようです。<br>
 ここでは「基本死活事典」(張栩版)をベースに三々打込定石と死活について頻出型を調べました。<br>
 張栩九段・元五冠と林漢傑七段の緻密で網羅性の高い研究がありましたので、<br>
 私はただkombikoの指し示すがままをテキストにしました。<br>
 お二人にはただただ感謝しております。<br>
<br>
 図としては実戦型とされるものだけを掲載したつもりでおりますが、<br>
 図の掲載について問題があるのなら、指摘いただければすぐに削除するつもりでいます。<br>
 また、「一眼をめぐる攻防」は相当な研究の成果と感じましたので、ここではページ数と図番を示すだけといたします。<br>
=関連項目=
=関連項目=
『[[囲碁・オセロ板]]』(一つ上に移動)<br>
『[[囲碁・オセロ板]]』(一つ上に移動)<br>
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