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(→置碁) |
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四子局以上には「天下四目 上」(東京創元社、徐 奉洙(ソ・ボンス))があることは冒頭に述べました。四子局以上については棋譜並べで効率よく勉強するのはちょっと難しいのではないかと思います。<br> | 四子局以上には「天下四目 上」(東京創元社、徐 奉洙(ソ・ボンス))があることは冒頭に述べました。四子局以上については棋譜並べで効率よく勉強するのはちょっと難しいのではないかと思います。<br> | ||
自分自身を振り返ると、四子局以上の課題は以下の三点でした。<br> | |||
・コゲイマ受けを徹底し、四隅を地にすることと中央に出ることを覚える<br> | |||
・一間ばさみは必然性がない限り仕掛けない<br> | |||
・上記に十分習熟したら二間高バサミ定石に取り組む<br> | |||
四子局では参考となる棋譜はあまりありませんが、以下を挙げます。<br> | |||
・四子局:「並べて学ぶ定石とヨセ」の第一集(上記の課題とは合致しません。)<br> | |||
二子局・三子局のために専門書がほしい、という方には「置碁のバイブル 下」(東京創元社、 梁宰豪(ヤン・ジェホ))がよいかと思います。置碁としての解説は当然こちらのほうが詳しいです。<br> | |||
自分の三子局の取り組みは、以下三点でした。<br> | |||
・最初は小目にツケ引き定石でゆっくりと戦い、手厚く逃げ切ることを覚える<br> | |||
・理解が進んでから小目に一間高掛り定石(村正妖刀、ケイマバサミ、コナダレ)でシチョウ有利の変化形を打つ<br> | |||
・↑と並行してオオナダレ定石を中断して三連星にする<br> | |||
・オオナダレ定石は勉強しない(それはずっと先のこと)<br> | |||
二子局、三子局について参考となる棋譜として、<br> | 二子局、三子局について参考となる棋譜として、<br> | ||
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・三子局:「並べて学ぶ布石とヨセ」の第一集 ”タスキ星” (解説は「基本布石事典 下」P.130~139)<br> | ・三子局:「並べて学ぶ布石とヨセ」の第一集 ”タスキ星” (解説は「基本布石事典 下」P.130~139)<br> | ||
の、各々三局、計六局を挙げておきます。上手なら二子局の最初の選択肢はミニ中国流ではにないかと思います。<br> | |||
こういったことを考えると置碁と連続性のある(勉強が少なくて済む)互先の序盤戦法は<br> | こういったことを考えると置碁と連続性のある(勉強が少なくて済む)互先の序盤戦法は<br> | ||
58行目: | 66行目: | ||
・互先白番:黒が二連星を布いたら四手目を小目に構える(「基本布石事典 下」P.16~27)<br> | ・互先白番:黒が二連星を布いたら四手目を小目に構える(「基本布石事典 下」P.16~27)<br> | ||
ということになるのでしょうか。<br> | |||
ここまでくれば「ミニ中国流」→「星にケイマジマリ」→「平行小目」といったステップアップも見えてきます。<br> | |||
棋力と序盤構想の関係についてはもう少し研究と考察が必要な気がします。<br> | |||
==指導碁== | ==指導碁== |
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