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第一集~第三集の三定石の誕生は本因坊位が実力制に切り替わったことと無関係ではないでしょう。<br> | 第一集~第三集の三定石の誕生は本因坊位が実力制に切り替わったことと無関係ではないでしょう。<br> | ||
新潮文庫版の「名人」(川端康成)には本因坊秀哉の引退後の棋譜が巻末にあります。<br> | 新潮文庫版の「名人」(川端康成)には本因坊秀哉の引退後の棋譜が巻末にあります。<br> | ||
この棋譜には右上隅にこの定石とよく似た進行が出てきますが、それは「基本定石事典」(高尾版)P.309では「基本定石に準ずる定石」となっています。<br> | |||
その後の実力制本因坊位によって、コミ4目半、7番勝負、2日制、毎年開催などの新聞連載に向いたルール改定がなされ、それに合致した定石として位を重視した一間高ガカリ、簡明な手順の定石が採用されるようになったのではないかと思います。<br> | |||
この定石は様々な研究がなされ、現在は級位者向けの定石本でも必ず詳細な変化が取り上げられています。<br> | |||
その後、日本におけるプロの対局では以下の2局の間(1999年~2000年)に短い断絶があります。<br> | |||
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