「並べて学ぶ小目定石の周辺」の版間の差分

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2016年2月27日 (土) 17:43時点における版

囲碁・オセロ板http://tamae.2ch.net/gamestones/

○●置碁必勝法検討スレ●○
http://tamae.2ch.net/test/read.cgi/gamestones/1396574063
置碁のスレが無かったので建てました

もともと置碁の攻略法を検討しているうちに初心者向けの棋譜並べに使える棋譜集めとなり、
棋譜でーたべーすへの各対局URLをまとめたらこうなりました。
Internet Explorer 11では表示が崩れることが報告されています。 Google Chrome, firefoxでは正常に表示されます。


SEOキーワード 囲碁 碁 いご ご 打ち碁 棋譜並べ 棋譜 打碁 棋譜集 打碁集 小目 定石 ヨセ 初心者 上達 おすすめ

関連項目

おすすめの棋譜並べとやり方(囲碁)』(一つ上に移動)

囲碁・オセロ板』(トップページ)

はじめて棋譜並べに取り組まれる方へ』(同レベル)
置碁必勝法検討スレ/並べて学ぶ布石とヨセ』(同レベル)
置碁必勝法検討スレ/並べて学ぶ三々打込とヨセ』(同レベル)
置碁必勝法検討スレ/もっと並べて学ぶ定石とヨセ』(同レベル)
収録した棋士・棋譜について』(同レベル)

第一集『一間高ガカリ・下ツケ カケツギ』

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 この型は多くの書籍で変化を扱っています。
  「Baduk Pro Game Scores」と「棋譜でーたべーす」の両方で確認できる初出(以降同様)は以下となります。

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  • 1958-10-13 第2回 日本最強者戦 リーグ 白 呉清源 黒 木谷実

http://kifdatabase.no-ip.org/igo/index.php?cmd=kif&cmds=display2&kid=9574
参考:「基本布石事典」下巻・第2章・第12型・参考譜(1) P.248

 様々な研究がなされ、現在は級位者向けの定石本でも必ず詳細な変化が取り上げられています。
 日本におけるプロの対局では以下の2局の間に短い断絶があります。

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次の一手:黒25
  • 1999-08-26 第32回 早碁 選手権 黒 山下敬吾  白 高尾紳路

http://kifdatabase.no-ip.org/igo/index.php?cmd=kif&cmds=display2&kid=10885
参考:「基本布石事典」下巻・第1章・第4型・1図 P.44

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  • 2000-04-24 第 9回 竜星戦    白 趙治勲   黒 小林覚

http://kifdatabase.no-ip.org/igo/index.php?cmd=kif&cmds=display2&kid=26928
参考:「基本布石事典」下巻・第2章・第24型・P.342

 その後も打ち継がれていますが、この前後で出現頻度は第二集の型と逆転しています。目先で一路広げることもできるがその後いろいろ狙われる可能性もある定石という評価になったのでしょうか。

 アマチュアの対局では黒から❶、❷の2つのパターンが抽出できました。
 実はもう一つ、白から(Q,08)という着手があるのですが、これについてはプロの棋譜からから頻出型で終局しているものが出てきませんでした。

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「基本定石事典」上巻・第二部・ 3・3図 P.304
「はじめての基本定石」第二章・ 2・1図 P.144
「」P.
「中盤の花形戦法」第1章・テーマ4 P.26
「基本定石の周辺」第2章・テーマ2 P.123

(で、別のページへのリンクを貼り、頻出型と棋譜はそちらを参照にする。)

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第二集『一間高ガカリ・下ツケ 堅ツギ 低く開く』

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 この形は第一集~第三集の三型のうち、もっとも堅い形とされています。
 初出は

  • 1942-07-1 大手合 春期、白 木谷実 対 黒 篠原正美

http://kifdatabase.no-ip.org/igo/index.php?cmd=kif&cmds=display2&kid=30272

 です。1990年代後半に一度出現頻度が減少しました。特に以下の対局の間にあたる一年半間は全く棋譜がなく、一度絶滅したようにも見えます。

  • 1998-08-27 第23回 棋聖戦 白 工藤紀夫 黒 小林光一

http://kifdatabase.no-ip.org/igo/index.php?cmd=kif&cmds=display2&kid=24141

  • 2000-03-09 第38回 十段戦 決勝 白 小林光一 黒 中野寛也

http://kifdatabase.no-ip.org/igo/index.php?cmd=kif&cmds=display2&kid=916

 その後は復活し、プロの対局を調べても2006年以降は第一集~第三集の三定石の中でファーストチョイスの地位を占めています。  1990年代後半は星定石全盛であったこと、2002年のコミ6目半への改定、それ以降は俗に”せちがらい”、”なんでもあり”と言われるような対局が増えたことなどが関係しているのでしょう。当時30歳の中野が大御所の小林光一を相手に十段戦決勝の場で最初の一隅をこの定石で始めたというところには、この定石の新しい解釈があったのだと思います。
 あまりにも堅いためか定石本での記述は少な目で、それがゆえにたいしたことない定石と思われてしまうかもしれません。しかしながら「並べて学ぶ定石とヨセ」でも第二集に掲載しているようにアマチュアにおいても出現頻度は高く、習熟優先順位の高い定石だと思います。
 アマチュアの対局では黒から❶、白から①の2つのパターンが抽出できました。

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「基本定石事典」上巻・第二部・ 3・36図 P.313
「はじめての基本定石」第二章・ 1・ 1図 P.140
「」P.

(で、別のページへのリンクを貼り、頻出型と棋譜はそちらを参照にする。)

第三集『一間高ガカリ・下ツケ 堅ツギ 高く開く』

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 同系列にあたる三定石の中ではもっとも断絶期間が短い定石です。たかだか半年。

  • 1999-07-22 第32回 早碁 選手権  白 玉城忍  黒 今村俊也

http://kifdatabase.no-ip.org/igo/index.php?cmd=kif&cmds=display2&kid=26756

  • 2000-01-20 第55回 本因坊戦リーグ 白 趙治勲  黒 王立誠

http://kifdatabase.no-ip.org/igo/index.php?cmd=kif&cmds=display2&kid=28896

 この定石については「基本布石事典」(依田)P.17で「策のある手」となっています。そのため他二型に比べ消長が激しくなかったのでしょうか。
 棋譜でーたべーす、Baduk Pro Game Scoreの両方で確認できる初出は以下ですが、Baduk Pro Game Scoreにはこれより古い棋譜もあります。

  • 1954-04-28 第9回 本因坊戦 リーグ 杉内雅男 島村俊宏

http://kifdatabase.no-ip.org/igo/index.php?cmd=kif&cmds=display2&kid=22875

 アマチュアの対局では黒から❶~❹、白から①~③の7つのパターンが抽出できました。

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「基本定石事典」上巻・第二部・ 3・39図 P.313
「」P.
「中盤の花形戦法」第1章・テーマ1 P.8
「基本定石の周辺」第2章・テーマ1 P.113

(で、別のページへのリンクを貼り、頻出型と棋譜はそちらを参照にする。)

第四集『小ゲイマガカリ・コスミ 三間ビラキ』

「基本定石事典」上巻・第一部・ 1・12図 P. 19
 

第五集『大ゲイマガカリ・コスミ 二間ビラキ』

「基本定石事典」上巻・第三部・ 1・ 1図 P.468
 

『並べて学ぶ小目定石の周辺』 について

 『並べて学ぶ小目定石の周辺』に出てくる定石・棋譜は以下の手順で調べました

・『もっと並べて学ぶ定石とヨセ』第一集に出てくる定石9型のうち小目の5型についてその周辺着手を調査
・KGS 6,7Dの棋譜(約17万局)から周囲一間分の出現頻度を検索
・100回以上出現する着手について、その後の進行も調査
・プロ棋譜(約6万局)から該当着手についてプロとして頻度の高い出現パターンを検索
・該当パターンが出現するプロ棋譜を検索。終局している棋譜を抽出
・複数ある場合はなるべく1990年代近辺の棋譜を選ぶ

 章題、すなわち定石の名前は「基本定石事典」の命名に揃えました。

 棋譜でーたべーす、Baduk Pro Game Scoreを使って出現頻度や関連する対局なども調べて書きましたが、それ以上の検証手段は持ち合わせていませんので、初出や出現頻度の変遷などの正確な記録はプロによる書籍などを正としてください。また、書き散らしている雑文も詳しくもなく強くもないアマチュアの勝手読み以上のものではありません。

 【参考文献(解説のやさしい順)】

「基本定石事典」(高尾伸路 日本棋院)
「はじめての基本定石」(小林覚 棋苑図書)
「」
「中盤の花形戦法 運用、撃退マニュアル」(加藤充志 日本棋院)(※「中盤の花形戦法」と略記)
「基本定石の周辺」 (安斎伸彰 日本棋院)


関連項目

おすすめの棋譜並べとやり方(囲碁)』(一つ上に移動)

囲碁・オセロ板』(トップページ)

はじめて棋譜並べに取り組まれる方へ』(同レベル)
置碁必勝法検討スレ/並べて学ぶ布石とヨセ』(同レベル)
置碁必勝法検討スレ/並べて学ぶ三々打込とヨセ』(同レベル)
置碁必勝法検討スレ/もっと並べて学ぶ定石とヨセ』(同レベル)
収録した棋士・棋譜について』(同レベル)